入居者リスク | アパート経営とリスク

入居者リスクというのは、アパート経営や不動産投資独特のリスクです。不動産(部屋など)を入居者に貸すという仕組みの上、住居というのは個人の生活における最低インフラであり入居者は法的に保護されるという仕組みのため、オーナー(投資家)はこうした入居者リスクを考える必要があります。

入居者リスクとは入居者が「賃料を払ってくれない」「近隣住民に迷惑を掛ける」などの行為です。賃料を払ってくれないなら出て行ってもらえばいいじゃない?と思われるかもしれませんが、法律で入居者は保護され、1ヵ月や2ヶ月の賃料滞納程度では強制的に出て行ってもらうことは難しいのです。

そのため、入居者を決める際には通常オーナー側で審査(入居者募集契約と審査)を行うことになります。ただし、この審査もあまりにも厳しくすると今度は入居者が入ってこなくなるという空室リスクともつながってきます。
特に、超魅力的な物件であれば厳しくしても大丈夫でしょうが、あまり魅力的でない物件の場合はどうしても審査に問題があるような人が応募してくるケースが多いのです。

審査をどれほど厳しくするのか?というのは入居率と入居者リスクを天秤に掛ける必要があります。ちなみに、アパート管理を委託する場合にはこうした審査まで代行してくれるケースが多いです。

入居者リスクとは