REITの資金調達がリーマンショック前を回復

REIT不動産投資信託)の資金調達額がリーマンショック前に水準にまで回復したそうです。

不動産投資信託(REIT)が2010年1〜6月に市場から調達した金額は1955億円と、08年秋のリーマン・ショック前を回復した。07年7〜12月以来、2年半ぶりの水準だった。緩やかな景気回復を背景に信用不安が後退し、資金調達環境が改善。一部のREITが物件取得に動き出しており、不動産市況底入れの兆しも出てきた。
資金調達額は、公募増資と一般企業の社債に相当する投資法人債の発行合計額。みずほ証券の調べによると、上場REITは今年上期に5法人が増資で1000億円、9法人が投資法人債で955億円を調達した(重複を含む)。前年同期はゼロだった。
日経新聞

REITについては苦戦も言われていますが、資金調達が旺盛になってきているということは新たなビルなどの不動産に対する投資資金が向かうということになります。
ということは、不動産市況についてもある程度の底入れ観測がわきますね。
路線価についてはかなり数値は悪かったようですが、住宅ローン減税などの効果もでており、個人向けの分譲マンションなどの売れ行きは比較的好調らしいので、不動産市況の底入れ感は大いに歓迎したいところです。