不動産投資と一括借り上げ

一括借り上げというのは、不動産の運用において物件を一旦管理会社にすべて貸し出す事で、「空室リスク」をなくすという方法です。

どういうことかというと、例えば、私が1棟6戸のアパートを保有しているとします。この場合、部屋が全部埋まればいいですが、あいてしまうこともあります。

このとき、私は一括借り上げ(サブリースなどとも呼ばれます)を使って、管理会社にこのアパートの6戸全てを貸し出します。そして管理会社からその賃料を受け取るのです。
管理会社は、借り上げた物件を一般の入居者から募集する事で人を集めます。

一括借り上げを活用する事で、当然ですが管理会社の手数料が入ってくるので通常の賃料の10〜20%くらいは管理会社の懐に入りますが、空室リスクは管理会社がもってくれます。

これだけ書くと保険みたいな感じでいいんじゃないの?といわれる方が多いです。実際の空室リスクはアパート経営の中でも非常に大きなリスクということでしょう。

一方で
本当に大丈夫!?サブリース契約
サブリースに関するQ&A

などでは批判的な意見もでています。実際に私もこの一括借り上げというシステムは優れていると思いますが、現在の運用を見る限りその利用には懐疑的です。